美味しいコーヒーの淹れ方:誰でも簡単にできる方法

淹れ方

コーヒーに興味がある方はドリップコーヒーから始める方が多いのではないでしょうか?今回は、ドリップコーヒーを美味しく淹れるコツをご紹介します。

美味しいコーヒーの淹れ方

結論としては以下の方法で淹れて頂ければ、ドリップコーヒーとして美味しく仕上がります。

  • 鮮度:鮮度の良い豆(焙煎後2週間以内)
  • 焙煎度:ミディアムローストからシティローストくらい
  • 粗さ:豆は中挽きで挽く
  • 豆/湯の比率:湯100gに対して豆10g
  • 湯の温度:80〜90℃
  • 蒸らし:30〜60秒
  • 抽出時間(蒸らし時間除く):1分30秒〜2分00秒
    ※コーヒー2杯分(300g)淹れる際の目安時間

①豆の鮮度

豆は新しい豆を使用してください。

コーヒーの味は9割がコーヒー豆の鮮度で決まると言っても過言ではありません。

私の経験上コーヒー豆は焙煎してから2週間以内が最も美味しく飲める期間だと思っています。

豆の保存方法や、豆が古くなってしまったときの対処方法については、以下の記事で解説していますので、興味のある方は見てみてくださいね。

 関連記事:コーヒー豆の保存方法:鮮度を保つコツ

 関連記事:検証:古いコーヒー豆は復活できるか?(仮説編)

②ロースト(煎り具合)

最適な豆の煎り具合は豆の種類や飲み方によって変わります。

ただ、基本的となる煎り具合としてはミディアムローストからシティローストあたりを選択して頂ければ問題ないかと思います。

コーヒーの焙煎度

華やかな香りやスッキリとした酸味を感じたい方はミディアムよりに、コーヒーのコクや苦味を感じたい方はシティローストよりにしていただくと良いかと思います。

③グラインド(挽き具合)

豆の挽き具合はコーヒーの抽出方法により変わってきますが、ドリップコーヒーを選ぶのであれば、中挽きで良いでしょう。

中挽きが酸味と苦味をバランス良く引き出す挽き具合だと思っていただいて問題ありません。

また、グラインダーを選べる方はなるべく豆の挽き具合が均一になるグラインダーを選んで頂くと、微粉によるえぐ味や、味のバラツキを抑えることができます。

挽き具合の均一性はグラインダーにより決まり、誰でも同じクオリティのグラインドを実施できます。

グラインダーを選べる方は豆が均一に挽けるかどうかという所を気にしてみてください。

グラインダーにもこだわりたい方へのおすすめのグラインダーは以下↓

④抽出

さて、ここからはいよいよ抽出です。

誰でも・簡単に・美味しく、コーヒーを淹れる方法をご紹介します。

豆/湯の比率

コーヒーの「濃さ」をコントロールする為の要素の一つが豆と湯量の比率です。

一般的には豆と湯の比率はコーヒーカップ1杯(約150ml)あたり8〜12gくらいと言われています。

これは言い換えると100mlの湯に対して豆5〜8gくらいです。

しかし、私の方法では100mlの湯に対して豆を10g使用します。

10gも使用したらコーヒーが濃くなるのじゃないか?と思われるかもしれませんが大丈夫です。

その理由については後ほど解説いたします。

湯の温度

湯の温度を調整するとコーヒーの「味」をコントロールする事ができます。

湯温を高めで淹れると苦味が強く、湯温を低めで淹れると酸味が強くなります。

どの温度帯で淹れるかは好みによって別れますが、基本的には80〜90℃の間で淹れるよう心掛けてみてください。

蒸らし

実際に抽出を開始する前にコーヒーの粉を少量の湯で湿らす「蒸らし」を行います。

コーヒーをしっかりと抽出する為には「蒸らし」が重要だと言われています。

これは、蒸らしを行うことでコーヒーに含まれている炭酸ガスが抜けて湯がコーヒーに浸透しやすくなり、コーヒーをしっかりと抽出する事ができる為です。

特に、新鮮な豆では炭酸ガスが抜けるまでの時間もかかるため、30〜60秒くらいを目安にしっかりと蒸らしてください。

抽出時間

抽出時間をコントロールすることでコーヒーの「濃さ」を調整する事ができます。

例えばコーヒー2杯分(300g)を淹れるとした場合には抽出時間は蒸らし時間を含めずに「1分30秒から2分程度」で完了するようにしてみてください。

この2配分で1分30秒から2分というのは抽出速度としては比較的早めになりますが大丈夫です。

ドリッパーの種類によっては1分30秒程度で抽出する事が難しいものもあります。

このため、オススメのドリッパーとしては抽出時間をコントロールできる、ハリオやコーノといった円錐型のドリッパーがおすすめです。

解説(なぜこの方法で美味しくなるのか?)

先程、「豆を多め(10g)に使用しますが大丈夫です」と言いました。

これは豆が多くなった分濃くなるコーヒーを抽出時間で調整している為です。

抽出時間は長くなるとコーヒーの味をしっかりと引き出してくれますが、同時にコーヒーに含まれる雑味も引き出してしまいます。

このため、抽出時間は早めの方が雑味の少ないコーヒーとなります。

しかし、抽出時間が短いと雑味は少ないですが、味も薄くなってしまいます。

このため、豆の量を増やすことでコーヒーの旨味はしっかりと引き出しつつ、雑味を抑えたコーヒーとする事ができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

一見、いろいろと気をつけなければならない点が多いように見えますが、一度自分の淹れ方を決めてしまえば、毎回同じように淹れるだけですので、安定して、簡単に、美味しく淹れる事ができます。

今回ご紹介した方法は誰でも美味しく淹れる事ができる方法ですが、あなたにとってのスペシャルではありません。

上記の方法をベースに豆の種類、焙煎度、挽き具合、抽出方法を更に調整することであなたにとってのスペシャルティコーヒーが出来上がりますので、興味のある方は是非挑戦してみてくださいね。

それではまた。

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