タンザニア・キリマンジャロ(ハニー):コーヒーを味わう

コーヒーレビュー・感想

タンザニア産の日本では有名なキリマンジャロ。今回はタンザニアとしては珍しいハニー製法を用いたコーヒー豆を購入しましたので、味についてご紹介したいと思います。

タンザニア・キリマンジャロとは?

タンザニアはコーヒー豆の産地を意味しており、タンザニア連合共和国で栽培されたコーヒー豆です。

タンザニアは東アフリカに属する共和制国家でケニアの南、コンゴ民主共和国の東に位置しています。

農業が盛んであり、中でも「キリマンジャロ」は上質のコーヒーとして世界中で愛好されるコーヒーです。

もともと「キリマンジャロ」はタンザニアの北東部に位置するアフリカ最高峰の山「キリマンジャロ山」の事を指しており、このキリマンジャロ山で栽培されたコーヒーを「キリマンジャロ」と読んでいました。

現在では「キリマンジャロ」はブランド化されており、ブコバ地区を除いてタンザニアで栽培されあコーヒーをキリマンジャロとブランドで販売しています。

ハニー製法とは?

ハニー精法とはコーヒー豆の「精製方法」を表しており、精製方法の一つである「パルプドナチュラル」の一種です。

コーヒーチェリーを乾燥させる際に、コーヒーチェリーの中のミシュレージと言う部分を残したまま乾燥させる方法で、乾燥する際にミシュレージの甘みが豆に移り、甘いコーヒーに仕上がると言われています。

コーヒー豆の構造やコーヒー豆の精製方法については過去の記事でも紹介していますので、詳しくは以下の記事を読んでみてくださいね。

 関連記事:コーヒーとは?コーヒーチェリーって何?

 関連記事:コーヒー豆の精製方法

豆の種類と抽出方法

  • 豆の種類:タンザニア・キリマンジャロ(ハニー)
  • 標高:1600〜1900m
  • 焙煎度:中煎り
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出方法:ドリップ(HARIO V60/ペーパー)

飲んでみた感想

香り:
シトラスの中にほのかなグレープを感じる華やかな香りでした。

酸味:
レモンやコーヒーチェリーを思わせる爽やかなフルーツの酸味を感じました。

苦味:
苦味のバランスが絶妙です。強くもなく弱くもなく、苦味のキレもありバランスが良いです。

甘み:
酸味の中にほどよい甘みも感じました。紅茶に感じるようなほのかな甘みです。

コク:
ハニー製法特有の風味を感じ、程よいコクもあります。

総評:
香りや酸味を中心とした味のバランスが素晴らしいコーヒーでした。ハニー製法特有の風味が程よくアクセントとなっていて、味に面白さもあり非常に美味しいです。

ドリップの仕方としては中煎り、中挽き、湯温も85〜90℃と基本的な入れ方で十分に美味しく飲めるコーヒーかと思います。

まとめ

今回はタンザニア・キリマンジャロ(ハニー)の味についてご紹介しました。

香り、味のバランスが良いなかでもハニー製法特有の風味がアクセントとなっている大変素晴らしいコーヒーでした。

酸味を好まれる方はもちろんですが、普段苦めのコーヒーを好んで飲まれている方にもおすすめできる飲みやすいコーヒーですのでぜひ試して頂ければと思います。

それではまた。

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