コスタリカ・チリポ(ブラックハニー):コーヒーを味わう

コーヒーレビュー・感想

コスタリカ産のコーヒー豆「チリポ(ブラックハニー製法)」を入手しましたので、香りや味わい等、実際に入れてみた際の感想を記述します。

コスタリカ・チリポとは?

コスタリカはコーヒー豆の産地を意味しており、コスタリカ共和国で栽培されたコーヒー豆です。

チリポとはコーヒーの産地を表しており、コスタリカの7大生産地の一つと言われるブルンカ地方に位置しています。

コスタリカは中央アメリカに属する共和制国家でカリブ海に面しており、ニカラグアの南、パナマの北西に位置しています。

18世紀頃にキューバからコーヒーが持ち込まれたことによりコーヒー産業が始まりました。

コーヒーの品質に対する意識が高く、スペシャルティコーヒーの産地としても有名です。

また、コーヒー豆の品種の中では高級な品種であるアラビカ種以外のコーヒーの栽培を法律で禁止されており、国を上げて品質向上に取り組んでいる姿勢が伺えます。

コーヒー豆の精製方法としても独自のハニープロセスを開発するなど、コーヒーの生産方法に対する開発へも意欲的です。

ハニー製法とは?

ハニー製法とはコーヒー豆の「精製方法」を表しており、精製方法の一つである「パルプドナチュラル」の一種です。

コーヒーチェリーを乾燥させる際に、コーヒーチェリーの中のミシュレージと言う部分を残したまま乾燥させる方法で、乾燥する際にミシュレージの甘みが豆に移り、甘いコーヒーに仕上がると言われています。

ミシュレージを取り除く際のミシュレージの残留具合によって、ブラックハニーやイエローハニーなど呼び名が変わります。

コーヒー豆の構造やコーヒー豆の精製方法については過去の記事でも紹介していますので、詳しくは以下の記事を読んでみてくださいね。

 関連記事:コーヒーとは?コーヒーチェリーって何?

 関連記事:コーヒー豆の精製方法

豆の種類と抽出方法

  • 豆の種類:コスタリカ・チリポ(Costa Rica Chirripo)
  • 標高:1800m
  • 精製方法:ブラックハニー
  • 焙煎度:中煎り
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出方法:ドリップ(金属フィルタ)

香り・味わい

香り:
ふんわりとフルーツのような華やかな香りがしました。

酸味:
コーヒーチェリーを思わせる甘酸っぱい酸味を感じました。苦味よりは酸味の印象が強いです。「香る酸味」とでもいいましょうか。香り高い酸味です。

苦味:
苦味は少なく、非常にスッキリと飲みやすいです。

甘み:
口に含むとチェリーやベリーのような甘さを感じます。

コク:
コクについては、強くもなく、弱くもなく平均的な印象です。

総評:
味は苦味というよりは酸味や甘味が強い印象です。

また、コーヒーチェリーを思わせる強い風味がありました。

何よりすごいのが、飲んでしばらくしてからもコーヒーの風味が胃に残り、呼吸をするたびにコーヒーチェリーの香りを感じます。(ブラックハニー製法の特徴が出てるんですかね。)

朝のコーヒーとしてトーストと一緒に飲むと非常に合うかもしれません。

まとめ

コスタリカ・チリポ(ブラックハニー製法)。ハニー製法の特徴である甘みと強い風味がでたコーヒーでした。

コスタリカ産のコーヒーには他にもホワイトハニー、イエローハニー等、地域によって精製方法が異なリますので、いろいろと試してみると面白いかもしれません。

それではまた。

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